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2011年10月18日 (火)

一命




映画「一命」を観てきました。


戦国の世が終わり平和な時代が訪れたかのように見えた江戸時代初期。徳川の治世の下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間では、裕福な大名屋敷に押し掛け庭先で切腹させてほしいと願い出、面倒を避けたい屋敷側から職や金銭をもらいうけるといういわゆる”ゆすり=狂言切腹”が流行していた。 そんなある日、津雲半四郎という浪人が名門・井伊家の門前に切腹を願い出た。 井伊家家老 斎藤勘解由は、数ヶ月前にも同じように訪ねてきた若浪人 千々岩求女の狂言切腹の顛末を語り始める・・・。


体裁を重んじる?体裁だけが整えば良い?太平の世の侍たち。
浪人たちのむなしさ。

とても重い、割り切れない気分になる作品です。


そして、全編を通して画面が暗い~。
これは他の三池作品でもそう感じるのだけど、画面赤くて暗い~~
それがなおさら作品を重く感じさせる。

海老蔵が、義理とはいえ瑛太の父親役。 
実際には5歳しか違わないふたり。
最初はあんまり気にしないで観てたのだけど、最後の海老蔵の立ち回りシーンになって、”初老の浪人”があまりにも元気なのが気になりました
いくら白髪交じりにしても肌艶良すぎるし~。
でも、ひとりひとりのキャスティングは悪くないと思うんだよね。
ただ、バランスっていうものがあるかな・・・と。

ただし、海老蔵のあの目力と・・・、そして袴姿での所作の美しさはさすが!
裾を扱うしぐさや立ち居振る舞いなど、小さなころから毎日自然に行っている動作なんでしょうねぇ。
特に若いころのりりしい侍姿での、流れるように美しい所作は見ものだと思う。


この作品3Dと2Dがあります。
ワタシは2Dで観ましたが、3Dはどうなんだろうなぁ~・・・
切腹のシーンは3Dで観たくないなぁ~って思ったんだけどな


【一命】
監督  三池崇史
キャスト  十一代目市川海老蔵  瑛太  満島ひかり  役所広司  竹中直人  青木崇高  新井浩文   波岡一喜   笹野高史  中村梅雀  他


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公式HP


松竹さんより招待券を頂きました。

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