私の憧れのひと

子供の頃・・・といっても もう小学校高学年でしたが・・・
ある日テレビの中から現れた頭の大きな緑色の物体と、
赤いモップみたいな物体。
こう書くとなんだか変な物体のように思えるけれど、今では誰もが知っているアイドル

そう
ガチャピン　と　ムック

私の４歳下の弟が良く見ていた”ポンキッキ”
そこに登場した彼らはそれまでにない不思議な生き物でした。

短い足に大きな頭
恐竜の子・ガチャピンは、ダイビングもスキーもパラセーリングも・・・
なんでも出来る
それも半端なくできる　ヒーローでした。

運動神経の鈍い私にとって彼は瞬く間に憧れのひと？となり
いつしか自分が大人になって子供と一緒に”ポンキッキーズ”を見るようになってもそれは変わることなく・・・。

子供の頃の憧れの人が、
大人になってみるとくすんでしまったりがっかりしてしまったりすることが多い中
ガチャピンだけは、変わらないどころか輝きを増し
今でも私の憧れであり続けているのです。
色んなものが変わっていく世の中で
いつでも変わらず私を励まし続けてくれるのです。


傍らで応援する雪男の子供・ムックと
どんどんチャレンジしてゆくガチャピン、
一見相対するように見える彼ら。

でも実は二人で一人なのかもしれないと
大人になってから思うようになった私です。

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