ミュージカル映画「メトロに乗って」
16日、音楽座ミュージカル「メトロに乗って」の完成試写会へ行ってきました。
この作品は、浅田次郎の小説「地下鉄に乗って」を昨年
音楽座がミュージカルとして舞台公演したものを映画館上映用に撮影・編集した映像作品で初めての試みなのだそうです。
私、原作は読んだことがありませんが、おととし公開された映画は観たんですよね。
なので大体のストーリーはわかっていました。
今回のミュージカル映画については、実際に見るまでは
テレビで放送されている劇場中継のようなものなのかな?
と思っていました。
会場は デジタルシネマスタジオ「CineLaPista(シネラピスタ)」
30席ほどの小さなスクリーン。
全編で171分という長い作品を休憩を挟んでの二部構成で上映されます。
まるで本物の舞台のようですね。
独裁的な父親に反発して家出した中年サラリーマンが何度もタイムスリップを繰り返しながら過去を知っていく、という物語。
なんだか不思議な感覚です。
地下鉄、夜の街、戦場・・・と舞台の色が暗めのせいか、スクリーンを感じさせないんです。
スクリーンの四角い形が映画館全体の闇に溶け込んでるかんじ。
映画を観ているときはスクリーンの存在を感じるし、舞台の時にはステージの存在を感じるけれどそれらがないんです。
主人公がコートを着る布が擦れる音、スーツケースの持ち手を持つ音、足音・・・
などが自然に聞こえてくるんです。
効果音ではなく、もちろん後付けされた音でもなくごくごく自然に演技の中の音が聞こえてくるんです。
役者さんの汗や涙もとてもよく見えて、まるで自分がすぐ近くにいるような錯覚に陥りました。
映像作品にすることを前提として作られているので、劇場中継とは違って役者さんの顔のアップや色々な角度から舞台の隅々まで映し出される、映画として編集されているので引きの絵とアップが重なったシーンなどもあったり。
あっという間に第一部が終わり。
もっと長いと思っていたのに90分があっという間。
ストーリーは知っているのにどんどん話に引き込まれていって時間がまったく気にならなかったんでしょうね。
どんどん過去の秘密が解き明かされていく第二部もワクワクドキドキしながらあっという間に過ぎてゆき・・・。
ところどころに観客の拍手が入っているんですけれど・・・劇場の音そのままですからね・・・
エンディングの大きな拍手の時には私も思わず拍手しそうになっちゃいましたよ~
面白かったなぁ。
映画よりも臨場感があるし、すごく近くに役者さんがいるように感じましたね。
2008年5月から全国の映画館で上映されるそうなので
良かったら観にいってみてくださいな。
オススメします
新しいジャンルとしてこれから色々な舞台芸術やコンサート、スポーツなども観られるようになるのかな。
期待しちゃうよー
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