感動エピソード~象の背中
アニメ版 象の背中 を観ました。
そして、こんなことを思い出しました・・・。
もう、20年以上前のこと。
まだ私が独身の頃、今の主人と付き合っている頃の話です。
主人の母は末期ガンで入退院を繰り返していました。
義父も、毎日のように病室へ顔を出していました。
無口で優しい義父は、義母のベッドの横の椅子に
何をするでもなく、何を話すでもなく、座って時間を過ごしているようでした。
私の主人もその妹も、もちろん義父も覚悟はできていたはずです。
末期ガンであるとわかってから夫婦で旅行へ行ったりもしていました。
2月のある週末。
私がお見舞いに行くと、病室から少し離れた廊下のベンチで
義父がボロボロと泣いているのを見てしまったのです。
病室ではいつもにこやかで穏やかだった義父。
男の人がそんな風に泣いているのを見たのは後にも先にもそれっきり。
義母が亡くなったのはその晩でした。
こんなことを書いたら不謹慎だという人もいるかもしれませんが
義母は幸せだったんだろうな、って思いました。
今でも、あの日の義父の姿を思い出すとき二人は幸せだったんだ、と思います。
アニメ「象の背中」主題歌「旅立つ日~完全版」
うた:JULEPS10/31発売
この記事はブログルポの感動エピソード特集の依頼により執筆しました。
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コメント
幸せだったのよ^^
実家の両親も…( ̄。 ̄;)ブツブツ言いながら
一緒に居るもん^^片方が居なくなったら 喧嘩もできないもんね^^
一緒に居るだけで 幸せってことですよね♪
そんな夫婦で居たいよね^^
でもね~結婚記念日すっかり忘れちゃってさ(_ _。)
投稿: まさこ | 2007年10月25日 (木) 19時31分
しまさん いいお話をありがとう~~
夫婦の別れ 悲しいですよね 父を亡くした母を見るのが辛かったことを思いだしました。。。
喧嘩が出来るのは夫婦だけですものね
若い時はお互い我儘に暮しても歳になると 濡れ落ち葉
そのものですよ・・・
映画見に行こうかな~~
投稿: 笑顔のたんぽぽ | 2007年10月25日 (木) 19時52分
最近特に 涙もろ~くなっちゃったし、 記事にも 泣けました。 ぜんぜん 不謹慎じゃないと思います。
ある意味、しまさまにとって、 とても良い思いでの ページになった、と感じます。
投稿: すずめ | 2007年10月25日 (木) 20時28分
まさこさま>うちの実家の両親もお互い好き勝手なこと言い合ってるよ^^;
ホントにどちらかが欠けたらガックリきちゃうんじゃないかなぁ~と思う。
40代ぐらいの頃はあんまり一緒に出掛けなかったんだけど、父が退職してからはよく夫婦で出掛けてるよ。
投稿: しま | 2007年10月25日 (木) 21時20分
笑顔のたんぽぽさま>秋元康氏の原作なんですよね。
多彩な方ですよねぇ。
アニメ版でも結構うるうるしちゃって、文章を書き始めるまでに色々なことを考えてしまいました。
映画の役所広司さんの演技にも興味があります。
私の感覚では、夫婦って一緒に歩んでいくパートナー、なんですけど
いつまでも恋愛関係を保ちたかったり、尊敬云々・・・と口に出していっている人には
その私が言うところの運命共同体的な「パートナー」というのはわかってもらえなかったりしましたね。
まぁ、それぞれの夫婦ごとに考え方があって当たり前なんですが・・・。
投稿: しま | 2007年10月25日 (木) 21時25分
すずめさま>私も年のせいか?涙もろいですよぉ^^;
義父が泣いていたことなんて義母は知らないわけだけれど
それでもきっとわかってたよね。
泣いてくれる人がいるって良いな、って思う。
投稿: しま | 2007年10月25日 (木) 21時28分
うん、
ねこもりやもそんな風に愛されたいと思う。
ってことは
ねこもりやも
そんな風に愛さなくっちゃ。
と改めて思った。
いいお話をありがとう。
投稿: ねこもりや | 2007年10月26日 (金) 20時28分